最終更新日: 2021-11-24
「矯正の料金ってもっと安くならないの?」
「医療費控除が使えるって聞いたけど、どんな制度?」
そんな疑問にお答えするために、会計士の先生にお話を聞きました。
矯正費用の一部分を、税金の負担額から差し引くことができる「医療費控除」の仕組みについて、わかりやすく解説します!
医療費控除は、年間10万円以上の医療費を支払った場合に、税金が一部安くなり、実質的に医療費が安くなる仕組みです。
医療費控除をつかえば、矯正を安く利用できるって本当ですか💰
はい、治療目的なら医療費控除をうけられます。
収入などにもよりますが、5~40%くらい安くなりますね。
え、そんなに?
「医療費控除」って、具体的にはなんですか?
1年間に10万円以上の医療費を払った場合に、税金が安くなる仕組みです。
本来払うはずだった税金が安くなるので、実質的には治療費が安くなったのと同じですね。
そうなんですね ⭐
医療費控除の利用には条件があります。
等の場合に申請できます。
医療費控除は治療を目的とした医療費を対象にしたものだから注意が必要です。
「見た目を良くしたいだけ」の目的で矯正する場合は対象外になりますね。
そうなんですか。
どんな場合ならOKなんでしょうか?
例えば、発達期の子供の成長を阻害しないようにするための矯正が含まれます。
成人でも噛み合わせが悪いせいで頭痛がするなど、治療の一環として矯正が必要だと認められる場合は、対象に含まれるようですね。
具体的にはいくら安くなるんでしょうか?
本来払うべきだった税金が安くなる仕組みなので、納めている税額や医療費の大きさによって変わってきます。
具体的には、
安くなるようです。
世帯年収が高い方が安くなるんですね。しかも結構安くなりますね。
それに、自分一人ではなくで、家族全体で1年間の医療費が10万円以上の場合に対象になります。
家族全体で見ると、実は対象だったということも多そうですね。
あと医者に通うための交通費(電車代)も対象になります。
家族でも行けるんですね。
去年弟が矯正始めたから知っておけばよかったです。
最大で過去5年間が対象になるから、まだ間に合うかもしれませんね。
本当ですか。家に帰って家族で相談してみます!
弟の場合はローンを使って矯正したんですが、何か問題ってありますか?
特に問題ありません。
ローンを利用した場合は、矯正を開始した年に一括して支払われたという計算になります。
とてもいい話ですね。
具体的には、どう申請すればいいんですか?
かかった費用をしっかりと把握しておいて、確定申告のときに給与や年金の源泉徴収票と医療費の支払いを証明する領収書と一緒に申請する形です。
確定申告って、正直よくわからないんですよね。
税務署へ直接行って手続きする方法のほか、自宅でパソコンを使って作成することもできますよ。
去年のことなので、もう領収書とか無いかも知れませんね。
大丈夫です。
昔は領収社やレシートが必須だったけど、現在は正確な値段が把握できていれば問題ありません。
金額を「医療費控除の明細書」に記載して、確定申告書に添付すれば大丈夫です。
金額もわからないかも...
治療した医院に問い合わせればきっと教えてくれますよ
そうなんですね。家に帰ったら相談してみます!
医療控除の対象であれば、歯科矯正を安く受けることも可能です。
Harwellでは、安心して相談できるピッタリの医院をご紹介しています。
※ 現在は以下の地域のみ対応しています
・東京、神奈川、埼玉
・大阪
実際に帰ってくるお金 =
A. 医療費控除額 × B. 所得税率
A = (医療費の合計 - 基準額10万円 - 保険金等の補填)
B = (所得に応じた所得税率)