最終更新日: 2025-01-01
「マウスピース矯正って失敗することもあるの?」
「せっかく始めたのに、思うような効果が出なかったらどうしよう...」
近年人気の高まるマウスピース矯正ですが、実際のところ、失敗のリスクやその対処法はあるのでしょうか?
本記事では、マウスピース矯正の失敗例や対処法、そして失敗しないためのポイントまで、徹底的に解説します。
実際の体験談も交えながら、マウスピース矯正の成功に必要な情報を解説しますので、治療を検討されている方はぜひ最後までご覧ください。
結論としては、マウスピース矯正で失敗するケースはあります。インターネット上で失敗している方の投稿や記事を見たことがある方も多いのではないでしょうか?
マウスピース矯正が失敗する原因には様々なものがありますが、ご自身でも気を付けられる点はいくつかありますので、丁寧なケアを続けてマウスピース矯正を成功に導きましょう。
また、マウスピース矯正の失敗が不安な場合は、経験豊富なクリニックを選ぶことも大切です。ハーウェルでは、お悩みに合った矯正治療経験が豊富なクリニックを紹介していますので、ぜひご活用ください。
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マウスピース矯正の失敗とひとえに言っても、様々なケースがあります。この章では 具体的な失敗例を、症状や理由とともに7つご紹介します。
マウスピース矯正について不安を感じている方は、参考にしてみてください。
インビザライン治療中に虫歯や歯周病になるケースがあります。これは、主にマウスピースの不適切な使用や不十分な口腔ケアが原因で起こります。
たとえば、以下のような場合です。
虫歯や歯周病が重症化すると矯正治療の中断や延長が必要となるため、毎食後の丁寧な歯磨きとマウスピースの定期的な洗浄を心がけてください。
インビザライン治療で効果を感じられないケースがあります。主な理由は、適切な装着時間を守れないことです。
基本的に、マウスピース矯正で効果を得るためには1日20時間以上の装着が必要です。しかし、自由に取り外せるため、どうしても外している時間が長くなってしまい、矯正の効果を感じにくくなりがちです。
そのため、医師の指示に従って、適切な装着を心がけましょう。
インビザライン治療後に歯並びが元に戻ってしまうケースがあります。主な理由は、保定装置(リテーナー)の装着を適切に行えていないことです。
矯正治療で整えた歯並びは、時間の経過とともに元の位置に戻ろうとする性質があり、加齢、口腔内の癖、歯周病なども後戻りの原因となります。
そのため、医師の指示に従って保定装置を装着し、定期的なチェックをしてもらいましょう。
インビザライン治療で、かえって歯並びが悪化してしまうケースがあります。主な理由は、治療前の診断や治療計画が適切でないことです。
特に、十分な歯のスペースを確保せずに矯正をおこなうと、口の中心がずれたり、出っ歯になったりするケースがあります。治療後に気づくことも多いため、治療開始前に医師と十分に相談することが大切です。
インビザライン治療後に、歯ぐきが下がって歯根が露出してしまうケースがあります。主な理由は、歯を動かす際の矯正力が強すぎることです。
歯の移動には15〜150gの適切な力が必要ですが、これが過剰になると歯を支える歯槽骨が十分に再生できず、歯ぐきが後退してしまいます。
見た目の悪化だけでなく、知覚過敏や歯のぐらつきの原因にもなるため、定期的な通院で歯ぐきの状態をチェックしてもらいましょう。
インビザライン治療が予定より長引いてしまうケースがあります。主な理由は、マウスピースの装着時間や交換時期を適切に守れていないことです。
通常、治療期間は1〜2年程度ですが、装着時間が不足すると歯の移動が遅れ、期間が延びてしまいます。
また、治療中に虫歯や歯周病が発生すると、その治療が優先されるため、矯正治療が一時中断となります。その結果、矯正治療に遅れが出てしまうのです。
インビザライン治療で、噛み合わせが悪くなってしまうケースがあります。主な理由は、口腔内全体のバランスを考慮せずに治療計画が立てられていることです。
噛み合わせの悪化は顎への負担となり、痛みの原因にもなるため、治療開始前に医師と十分に相談してから治療を始めましょう。必要に応じて研磨処置や抜歯も検討することになります。
マウスピース矯正に失敗したからといって、必ず返金されるわけではありません。むしろ返金しているクリニックは少ないです。
ただし、失敗の状況によって返金されるかどうかは異なります。
以下では
に分けて、返金されるかどうかについて解説します。
インビザライン治療で返金される可能性があるのは、医療ミスによる失敗が起きた場合です。
たとえば、治療に必要な抜歯をおこなわなかったり、逆に不必要な抜歯を実施したり、治療すべき歯を見落としたりするケースは医療ミスとなる場合があり、返金請求の対象となる可能性があります。
マウスピース矯正で患者側の不適切な使用が原因で失敗した場合、返金請求はできません。なぜなら、これは医療ミスではなく、患者の治療への取り組み方に問題があるとみなされるからです。
具体的には、以下のようなケースです。
治療を成功させ、トラブルを避けるためにも、治療開始前に医師の説明をよく理解し、指示された使用方法を確実に守りましょう。
治療を中断した場合は、満額ではないものの返金はされます。矯正治療は法律上「準委任契約」となるため、患者は理由を問わずいつでも中途解約が可能です。
その場合、医院はすでにおこなった治療費を差し引いた金額を返金する義務があります。返金額は治療の進行度によって決まります。
マウスピース矯正で失敗した場合には、再度調整することも可能です。失敗したからといってそのままの状態が続くわけではありません。
ただし、失敗したと感じた場合には放置せずに迅速な行動をとってください。
できるだけ早い段階で上記の行動に移ることが、矯正を成功に導くポイントです。以下で、具体的な対応策について解説します。
マウスピース矯正で問題を感じた場合は、すぐに担当医師に相談しましょう。自己判断で治療を中断すると、歯並びが更に悪化する可能性があるからです。
たとえば、歯の後戻りの場合でも、早期発見であれば適切なリテーナーの装着で改善できるケースがあります。また、他の問題も医師との相談で適切な対処方法を見つけられます。
そのため、不安や疑問を感じたらすぐに医院に連絡してください。
マウスピース矯正の結果に不満がある場合は、治療計画の再調整を検討しましょう。現状の歯並びから新たなゴールを設定し、適切な治療方法を選択できる可能性があります。
具体的には、再度歯型のスキャンをおこない、新しいシミュレーションを作成した上で、担当医師と理想の歯並びについて話し合います。
理想の矯正治療をおこなうためには、医師とのコミュニケーションが肝心です。積極的に相談して、最も理想に近い治療計画を作成してもらいましょう。
セカンドオピニオンを活用して、治療方針の確認をしましょう。現在の治療に不安がある場合、別の医師の意見を聞くことで、より適切な対処法が見つかる可能性があります。
セカンドオピニオンを希望する場合は、現在の医院からレントゲン写真や治療計画などの資料を受け取り、他の医師に相談してください。
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マウスピース矯正で失敗したら、別の矯正方法に切り替えるのも一つの手です。
たとえば、ワイヤー矯正であれば、マウスピース矯正より強い力で歯を動かすので、複雑な歯並びの矯正にも効果的です。
ただし、どの矯正方法が適しているかは歯の状態によって異なるので、担当医師と相談してください。
マウスピース矯正の失敗は、日々のケアが関係しているケースもあります。どれだけ医師が丁寧に治療をしても、患者さん自身がケアを怠っていると矯正が上手くいかないケースがあります。
また、マウスピース矯正を受けるクリニックの選び方も重要です。
以下で、失敗しないためのポイントとして3つを解説しますので、これからマウスピース矯正を受ける方は参考にしてください。
マウスピース矯正で失敗を防ぐため、適切な装着時間を守りましょう。基本的にマウスピース矯正は1日20時間以上の装着を前提に治療計画が立てられています。これを下回ると歯が計画通りに動きません。
ですので、やむを得ない事情がない限りは、食事と歯磨き以外の時間は必ずマウスピースを装着しましょう。
マウスピース矯正中は、徹底的なケアを心がけましょう。長時間のマウスピース装着により口腔内が不衛生になりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まるからです。
歯磨きに加え、デンタルフロスや歯間ブラシを使用して歯間の清掃を行うと良いです。また、マウスピース自体も専用の洗浄剤で定期的に洗浄してください。
矯正治療を始める前に、信頼できる医師を慎重に選びましょう。矯正治療は抜歯の判断や噛み合わせの調整など、高度な知識と技術が必要な治療だからです。
信頼できる医師を見つけるには、まず、矯正治療の実績や経験を確認してください。また、カウンセリングでは、疑問点に丁寧に答えてくれるかどうかもチェックしましょう。
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マウスピース矯正に不安を感じる場合は、一度医師と相談して矯正方法を選択しましょう。歯の状態によっては別の矯正が向いているかもしれません。
別の矯正方法で代表的なものでは、ワイヤー矯正があります。
以下で、マウスピース矯正とワイヤー矯正のメリット・デメリット・特徴を解説します。医師に相談する前の事前知識として、理解しておきましょう。
マウスピース矯正とワイヤー矯正のメリット・デメリットを以下の表にまとめました。
マウスピース矯正 | ワイヤー矯正 | |
---|---|---|
メリット | ・取り外し可能 | ・多くの症例に対応可能 |
・目立ちにくい | ・歯を大きく動かせる | |
・異物感や痛みが少ない | ・つけ忘れを防げる | |
・日常生活の制限が少ない | ||
デメリット | ・歯の動きは緩やか | ・強い痛みを感じる場合がある |
・適応できない症例がある | ・口内を傷つけやすい | |
・自己管理が必要 | ・制限が多い | |
・矯正装置が目立ちやすい | ||
・歯磨きがしにくい |
マウスピース矯正はデメリットが少ない一方で、対応できない症例があったり、歯の動きが緩やかだったりします。
対してワイヤー矯正は、デメリットが多い一方で、幅広い症状に対応しており、歯を大きく動かせます。
これらのメリット・デメリットから判断するのも良いですが、結果的には医師の判断が重要となりますので、まずは担当医師と相談してみましょう。
マウスピース矯正で対応が難しい場合は、ワイヤー矯正との併用を検討しましょう。両方の治療法を組み合わせることで、より多くの症例に対応できる可能性が広がります。
たとえば、治療の一部や最後の仕上げにワイヤー矯正を取り入れるなどの方法があります。ただし、その分の費用はかかってしまいますので、予算との兼ね合いも考慮して検討してください。
今回紹介したように、マウスピース矯正は失敗と感じるケースもあります。しかし、「事前の医師との話し合い・歯の状態に合ったアプローチ・ケア」をおこなえば、失敗のリスクを軽減できます。
ですので、大事なのは最初のクリニック選びです。口コミや過去の矯正治療経験が豊富なクリニックを見つければ、失敗しないマウスピース矯正ができるでしょう。
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