最終更新日: 2021-11-24
「望んだ歯並びにならなかった」
「歯並びがかえって悪くなってしまった」
「後戻りしてしまった」
少数ですが、矯正をした結果このように後悔をする人もいます。
矯正は費用も期間もかかるので、「もし失敗したらどうしよう?」と不安になりますよね。
でも後悔するポイントの多くは、事前にしっかり対策をすることで回避できます。
「実際にどんな後悔があるのか」「どうしたら防げるのか」を経験豊富な歯科医師の先生に話を聞きながら解説します!
早速ですが、矯正をして「失敗した」「後悔した」と感じる人は結構いるのでしょうか?
多くは無いと思いますが、いらっしゃると思います。
他の医院で矯正したものの満足できず、当院に相談に来る方も毎年いらっしゃいます。
そうなんですね...
どんな失敗や後悔が多いんでしょうか?
いくつかパターンがあると思いますが、
この4つが殆どです。
一つずつ説明しますね。
お願いします!
後悔の原因として意外と多いのが、
「患者さんと歯科医師で治療のゴール共有ができていない」
ことです。
治療のゴールですか?
はい。
極端な例ですが、
可能性もあります。
そんなすれ違いが起きることもあるんですね...
そうならないために、自分が気になっているポイント、理想の状態をしっかりと説明するようにしましょう。
逆にゴールをちゃんと確認してくれる歯科医師を選ぶのも大事です。
他にも矯正をしたのに、
というケースもあります。
ええ、矯正の意味がないですよね!?
どうしてそんなことが起こるんですか?
様々な理由がありますが、歯科医師が患者さんのお口の状態を踏まえて、正しい治療法・計画を設計できなかったから、というものが多いと思います。
なるほど、どうしたら避けられますか?
患者さん側からもしっかり要望を伝えたうえで、
「気になるところは質問をしてちゃんと答えてくれるか」
をチェックしましょう。
曖昧な返答だったり、治療法を押し付けてくるようだったりすると避けたほうが良いかもしれません。
なるほど、ほかにもありますか?
過去の似た人の症例を見せてもらうのも良いかと思います
それは良さそうですね!
他にも歯の矯正治療は3次元的な動きをするので、通常のレントゲン写真(セファロ、パノラマ)に加えて、3次元で検査・診断ができる歯科用CTがある医院の方がより安心だと思います。
計画の期間を過ぎても、治療がなかなか終わらないという場合もあります。
そんな事があるんですね。
はい。これには
といった理由があります。
①は先程のお話ですね。
②は、虫歯になると矯正はストップするんですか?
小さな虫歯なら装置をつけたまま治療することもできます。
ただし、大きな虫歯の場合はワイヤーやマウスピースなどの装置を外して治療するので、その分治療期間が伸びます。
そうなんですね。
どうしたら防げるでしょうか?
そもそも矯正中は、矯正をしていない時に比べて虫歯になりやすいんです。
なので丁寧に歯磨きをしたり、歯間ブラシやフロスを使用したり、定期的に歯科医院にメンテナンスに行ったりするように心がけましょう。
③の「装着時間を守れなかった」というのはどんな状況でしょうか?
マウスピース矯正を規定の時間つけていなくて、治療が遅れる場合です。
最低でも一日20時間以上つけないと計画通りに動きません。
20時間は結構たいへんですね!
そうですね。
最初は大変ですが、慣れると間食が減るメリットを感じられる方も多いです。
非常にメリットも多いので、適応する人には是非20時間頑張って頂きたいです。
ただ、どうしても自信がない方は、ワイヤーなどの自分の意思では外せない矯正装置を利用することをおすすめします。
矯正の副作用として、歯ぐきが下がったり、まれですが歯がグラグラしてしまったりする場合もあります。
それは怖いですね。
歯ぐきが下がったり、歯がグラグラする理由は
というものです。
1,2番目はある程度仕方ないのですが、矯正を始める前にそういったリスクについても先生にしっかり確認しておくと良いでしょう。
3番目や4番目はどうしたら防げますか?
先程と同じで、過去の似た人の症例写真を見せてもらったり、気になるところを質問してちゃんと答えてくれるかをチェックするようにしましょう。
また、3次元で検査できる歯科用CTをもとに治療計画を立ててくれる方が良いと思います。
後悔というのは少し違いますが、矯正してせっかく歯並びがキレイになったのに、
すぐにもとに戻ってしまった(後戻りしてしまった)
人もいます。
どうして後戻りしてしまうのでしょうか?
もともと、矯正直後の歯というのはもとの位置に戻ろうとする傾向があります。
そうなんですね。
はい。それを防ぐために矯正が完了した後もリテーナー(保定装置)と呼ばれる、歯の後戻りを防ぐ器具を着用する必要があります。
どんな器具なんでしょうか?
マウスピース型のものもあれば、歯の裏に止めておくタイプのものもあります。
最初のうちは食事のタイミング以外はつけておく必要がありますが、途中から夜だけになるので負担は減ります。
なるほど。
このリテーナーをしっかりつけておかないと、せっかく矯正したのに後戻りする可能性があるので気をつけてほしいですね。
他にも原因はありますか?
今までと同じで無理な矯正計画を立ててしまったので、その分後戻りしやすいということもあるかと思います。
対処法は、さきほどご説明したのと同様です。
矯正で言うと、抜歯をススメられて心配になる人が多いかと思います。
抜歯してしまって、後悔している人はいるのでしょうか?
抜歯をしたことによって、 健康面を損ねたという話はあまり聞きません。
ただ、「抜歯をしたという事に精神的なショックを感じる」人はある程度いらっしゃるかと思います。
もちろん、歯科医師は必要がないのに抜歯をオススメすることはありません。
そうですよね。
はい。
むしろ、お口の状態からして抜歯しないとキレイに並ばないのに、無理に非抜歯で矯正をしてしまい、すぐ後戻りしたり出っ歯になったりして後悔される方が多い印象です。
逆に抜歯しなかった後悔というのもあるんですね。
そうですね。
ただ抜歯に抵抗を感じられる方も多いと思います。
気になる方は歯科医師に一度相談してみてください。
どんな先生に相談に行くのがいいでしょうか?
要望をしっかり聞いて、抜歯のメリット・デメリットをちゃんと説明してくれる歯科医師が良いと思います。
逆に、最初から非抜歯ばかりを推奨しているような医院は、患者さんの選択肢を狭めているのであまりオススメできません。
探すのが大変な方は、ハーウェルさんで探すと良いかと思います。
ありがとうございます。
ハーウェルは無料でご要望にそった歯科医院をご紹介していますのでぜひご利用ください!
最近は格安マウスピースでの部分矯正が流行っています。
ああいった部分矯正での後悔はあるのでしょうか?
いままでの話と同じですが、部分矯正で良くならない歯並びなのに無理に治療すれば様々な問題が生じます。
また、部分矯正のメリット・デメリットを把握していないと長期的に後悔するかもしれません。
なるほど。
具体的にはどんなメリット・デメリットがあるんでしょか?
デメリットから説明すると、部分矯正は前歯の見た目を整えるだけです。
奥歯は動きませんし、かみ合わせの改善もほとんどできません。
かみ合わせが悪いとどんな問題があるんでしょうか?
かみ合わせが悪いと歯に負担がかかり歯が抜ける原因になります。
また、奥歯の歯並びが悪いと虫歯や歯周病にかかりやすいという問題があります。
なるほどですね。メリットはなんですか?
メリットは安いこと、期間が短いことです。
こういったメリット・デメリットをしっかり理解した上で選ぶようにしていただければと思います。
メリット・デメリットをしっかり説明してくれる医院に相談に行くのが良さそうですね。
まとめると、後悔しない矯正治療をするためにはどうしたら良いでしょうか?
まず、信頼できる歯科医院を選ぶことです。
というのがポイントです。
また、非抜歯や部分矯正を選ぶ場合は、ちゃんと副作用やデメリットを説明してくれる歯科医院で納得した上で行いましょう。
他にもありますか?
矯正は自己管理も大事です。
ことに注意して下さい。
マウスピース矯正は1日20時間以上の装着が必須なので、自己管理が苦手な人はワイヤー矯正も検討してください。
ありがとうございます。
矯正は見た目も大きく変わるので、ちゃんと医院を選んでやりきれば、「本当にやってよかった」と思えると思います。
不安に思うことは何でも歯科医師に相談して、自信を持って取り組めるように頑張ってください。
マウスピース矯正は、これまでの矯正のハードルを著しく下げる新しい矯正治療です。
しかし、これまでのワイヤー矯正とは歯に作用する力学的な仕組みが全く違う、言ってしまえば全く別の新しい治療です。
従来のワイヤー矯正でも、様々な歯並びを改善できるようになるまで、膨大な知識と経験と治療実績を積み上げなければ、矯正治療はうまくできません。マウスピース矯正も全く同様です。
マウスピースは、はめていれば治るイメージがありますが、ドクターによって期間も仕上がりも、結果は全く異なります。
1つとして同じものはない患者様の歯並びにいかに最適な計画を作るかが重要なためです。
見た目はもちろん、歯並びの良さは人生100年時代、
生涯のクオリティーオブライフにとって非常に重要な影響を与えてくれます。
是非一度信頼のできる医院に行かれることをおすすめ致します。
いかがだったでしょうか?
後悔しないための歯科医院選びで悩んでる方は、ぜひハーウェルをご利用下さい。
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